錦糸町で連携プレー

Dororo

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https://courrier.jp/news/archives/109589/

2018.1.23

東京のアングラ社会でチャイニーズマフィアなど外国人勢力が拡大するなか、存在感を増しているのがナイジェリア人だ。長く報道の現場に携わってきたテレビマンが、東京五輪後の新宿を舞台にしたサスペンス小説『呪術』を書き上げた。歌舞伎町や新大久保に跋扈する外国人の姿から見えてくる、近未来の東京とは。

「社長さん、女の子と飲む?」

流暢な日本語での客引き。今、外国人による強引な客引きが新宿歌舞伎町で問題になっている。

そのなかで目立つのが、アフリカ地域からやってきた男たちだ。時には通行人の手をつかむことまで。強引な手口はこれまでもたびたび問題になっていて、歌舞伎町のあちこちで、日本語のみならず韓国語や英語でも、客引きに引っかからないようにとの注意勧告がスピーカーで流されている。

だが、そのそばで堂々としている客引きを見ると、あまり効果があるようには思えない。

そのなかの一人、ナイジェリア人のチャールズ(仮名)に話を聞いた。雪が降るのではと言われたほど冷え込む夜、分厚いコートを着て通りすがりのサラリーマンに声をかけていたチャールズ。すぐそばにあるインターナショナル・クラブの客引きだと自己紹介するや否や、店に来ないかと交渉をふっかけてきた。

「1時間5000円だよ。1時間だけどう?」

手を引っ張られこそしないが、今日は約束があるからと言っても、歩きながら50mほどついてくる。完全な都条例違反だ。

インターナショナル・クラブとは、外国人女性が横に座って接待するクラブやキャバクラのような店だ。チャールズが紹介しようとした店には、ロシア人や中国人、ガーナ人もいるという。

客引きが案内する相場は3000~5000円。店にもよるが、1時間3000円で済むはずもなく、女の子のドリンク代がどんどん加算され、支払いが数万円、ひどい場合では数十万要求される「ぼったくり店」も珍しくない。

歌舞伎町で客引きするアフリカ系の男たちの多くはナイジェリア人だ。ナイジェリア人に関わる犯罪は年々増えている。警察庁によると、都内での検挙件数は平成19年から急激に増え、それ以降は横ばいだったが、平成27年には前年比で3倍に跳ね上がっている。

日本に滞在する外国人犯罪のなかでは比率は高くはないが、ナイジェリア人の場合、短期滞在などで来日した後、日本人との結婚により生活基盤を構築する人が多いため、今後、検挙件数が増える懸念があるという。

実際、中国人や韓国人など、日本での生活基盤を築いている外国人の一部が日本でマフィア化している。こうした現状を見れば、将来、アフリカ人の犯罪組織が日本で勢力を持つ事態が来ないとも言い切れないのではないか。

歌舞伎町の事情に詳しい関係者に話を聞くと、客引きをするナイジェリア人たちは六本木、歌舞伎町、錦糸町という都内の繁華街3ヵ所で独自のネットワークを持ち、六本木で摘発がおこなわれれば歌舞伎町に、歌舞伎町で摘発があれば錦糸町に移動するなど連携しているという。

フランスやベルギーでは移民街の一部がスラム化し、イスラム過激派の温床となっている。そのことが、テロの続発で深刻な社会問題と化した。

一方で、移民街は世界各地で食の多様性も演出するという良い側面もある。ニューヨーク、ロンドンなどはその好例だろう....
 
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