振り込め詐欺急増

Miyuki

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振り込め詐欺とみられる不審な電話が県内で相次いでいる。特に高齢者の女性がターゲットにされており、4月現在の被害額は、すでに昨年1年間の総額に迫る勢いで、県警は注意を呼びかけている。

 「中国人の犯行を阻止するグループの者です」。2日午前10時ごろ、長浜市の女性(72)の自宅に「マエダ」と名乗る男から電話があった。

 男は、中国人詐欺グループの名簿に女性の名前があると言い、キャッシュカードの暗証番号の変更を勧めた後、「『ニシダ』という者にカードと通帳を預かりに行かせる」と伝えた。約3時間後、スーツ姿の男が自宅に現れ、女性はカードと通帳を渡し、暗証番号も伝えた。その日のうちに女性の口座から80万円が引き出されたという。

 県警によると、同様の電話はこの日だけで12件もあり、範囲も近江八幡、彦根、東近江、長浜の4市にまたがった。このうち彦根市の女性(89)もカードをだまし取られ、108万円を引き出された。

 6日には不審な電話が30件(草津、栗東、湖南、甲賀の4市)も集中し、被害はなかったものの、いずれも電話帳に個人名がある女性宅だった。

 捜査関係者は「犯行グループは女性が出るまで電話をかけ続けている可能性がある。実際にはもっと多くの電話がかかっているのでは」と話す。

■警官・銀行員装う手口が主流

 年金支給日の15日朝、大津署は防犯団体などと連携し、市内の金融機関の前など5カ所で、振り込め詐欺の被害に遭わないよう注意を促すチラシやティッシュを配布した。

 県警によると、昨年1年間の振り込め詐欺の被害件数は31件、被害総額は約2500万円だったが、今年に入って被害件数は11件、被害総額はすでに2千万円(18日夕現在)に達している。

 息子や孫を装う「オレオレ詐欺」もいまだに絶えないなか、主流は警察官や銀行員を装う手口だ。警察官を名乗る男が電話をかけた後に、別の男が実際に自宅を訪問し、暗証番号とカードをだまし取るもので、県警はホームページやチラシの配布などを通じて、警察や金融機関の職員が訪問してカードを預かることはない、と注意を呼びかける。

 生活安全企画課の武田次弘総括管理官は「他人にカードを渡したり、暗証番号を教えたりせず、不審な電話があったら警察に相談してほしい」と話す。

 県警は予防策として、電話帳からの削除を勧めるほか、万が一被害に遭ったときに備え、カードの引き出し限度額の設定をあらかじめ減額しておくことも有効だとしている。(堀川勝元、中村亮)

http://mytown.asahi.com/areanews/shiga/OSK201104180134.html
 
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